救急車の適正利用
救急車の台数は限られており、出動件数が多くなると、救急車を呼んでも最寄りの救急車が出動できなくなる可能性があります。また、医療機関でも救急患者を受け入れることができなくなり、重症患者の治療が遅れてしまうかもしれません。
救急車は限られた資源です。本当に救急車を必要としている方のためにも、救急車の適正な利用にご協力をお願いします。
1:救急車利用マニュアル
総務省消防庁が作成した、救急車を利用する際の留意点等について記載したマニュアルです。
2:全国版救急受診アプリ(愛称「Q助」)
総務省消防庁では、急な病気やケガをした時に緊急度に応じた必要な対応をサポートする救急受診アプリ「Q助(きゅーすけ)」を提供しています。
パソコン版のほか、スマートフォンでも利用できるアプリも提供しています。
救急救命士の処置拡大
症状が著しく悪化するおそれがある、または生命が危険な状態にある患者さんに対し、県の認定を受けた救急救命士が血糖測定、静脈路確保(点滴)、低血糖状態へのブドウ糖(薬剤)投与が出来るようになります。処置を行うことにより病院搬送が数分長くなるおそれがありますが、患者さんに適した病院を選定することができ、症状の悪化を防止する可能性のある処置です。
搬送する病院は救急隊が選定します
救急隊は、あらかじめ定められたルールに従い搬送する病院を選定します。栃木県の定めた「栃木県傷病者搬送・受入実施基準」に従い病院を選定し、受入れ可能と回答を得た病院へ搬送します。
消防隊と救急隊が一緒に出動する場合があります
搬送が困難な場合や高度処置が必要な場合は、救急隊だけでは対応が難しい場合があります。その時には消防隊も出動し、一緒に処置をさせていただきます。